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人の心が読めるよりも 心の中を推し測る方が素晴らしい ピカードからの学び その5
今回紹介する学びは人間関係のコミュニケーションについてのもの。もしも全ての思考を他人から読み取れるとしたら。
「夢の人、英題:Haven」から学びを紹介していこう。
スタートレックネクストジェネレーションシーズン1の第11話から。
このストーリーにはベタゾイドという種族が登場する。
そう、あなたもご存知の通り、エンタープライズのクルーの一人でディアナ・トロイという女性がいるが、彼女がそのベタゾイドだ。
エンタープライズで彼女の役割はカウンセラー。
ベタゾイドとは
ベタゾイドという種族は、見た目は人間と全く同じキャラクターとして描かれている。
ベタゾイドは一つ特殊な能力を持っている。
それは、他人の思考を読み取ることができるという能力だ。
そしてベタゾイド同士だと、テレパシーを使った意思疎通が可能なのだ。
他人の考えが全てわかる世界では本音しかない
人間は心の内面の考えと、外に向けた考えをうまく使い分けて社会生活を送っている。
人の心の中は自由だ。どんな想像も、考えも誰からもとがめられることなど一切ない。
心の内で考えていることは、口に出さない限りは他人には伝わることが無いからだ。
心の中で思っていることが筒抜けになってしまうとしたら、それは恐ろしいことになるのが想像できる。全ての人がそうなったとしたら、パニックが起こるだろう。
本音やちょっとした思いつきでさえ、他人に考えがバレてしまうのだから人間関係は無茶苦茶になり、ついには人は誰とも会わなくなってしまうかもしれない。
私たちは、知人でも、他人でも見境なく心の中で日々判決を下している。
「今日の服装はダサいな」と思うくらいならまだマシな方で、罵詈雑言、人格否定まで心の中では簡単にできてしまう。
さらにはスケベな妄想から、恋愛感情まで、他人には気付かれないように心の中でひた隠ししている。
建前と本音の世界から本音が筒抜けになってしまうともはや建前でつくろう必要がなくなってしまうのだ。
他人の心が読めないから 思いやることができる
このストーリーではディアナの母親が登場する。
ベタゾイドの世界で暮らしているので思ったことを歯にものを着せぬ言葉を使い、周りを困らせる。。
こういう女性は身近なところにもいるんじゃないかと思ったのはあなただけではない。
もしかすると、他人の思考が分かりすぎて、もはや取り繕うことを放棄したのかもしれない。。
逆に他人のことを読み取れない、読み取ることを放棄した場合はたどり着く結果は同じということか。。
理性が自分と同じ程度働いている人とは心地よく付き合いができる。そのバランスが自分と異なると、あの人とは仲良くできないと思うであろう。
まとめ 理想の世界は案外理想ではない
私たちは、もしも他人の考えがわかれば、その人に寄り添った行動ができるのではと思いがちだ。
このストーリーからは、実はそうではないのではということを学ぶことができる。
残念ながら人間は誰かの心の中を読み取る能力を持たない。
しかし、努力次第で他人の心の中を推し測ることはできる。
人間は聖人君子のような澄んだ心を持ち得ない生き物。汚いものは努力で隠すしかない。
見なくてもいいものにフタをすることがごまかしと問いただす人も中にはいるかも知れない。
選ぶのは私たちの自由。
他人の心の中に輝くものや、澄んだものを見つけるのは私たち次第。
声や言葉にならない心の中のまで見通してあげれたら、誰かのことをもっと幸せな気持ちにさせてあげることができるかもしれない。
ここまで全く触れては来なかったが、このストーリーは実は愛のストーリーでもある。
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