学びその1「自分の存在に近いものほど厄介なものはいなくて、その価値に気付けない」
まず、学びその1として第1回目の今回は、題して「自分の存在に近いものほど厄介なものはいなくて、その価値には気付けない」という学びについて紹介し説明していこう。
今回のこのタイトルの学びは、スタートレック ネクストジェネレーションシリーズ上、最重要ストーリーである「浮遊機械都市ボーグ前編、後編」の二部作から。
それぞれネクストジェネレーションのシーズン3の最終話とシーズン4の第一話となっている。
ボーグとは
スタートレックではボーグはデルタ宇宙域に生息する種族で、他の種族にとっては驚異となる存在。詳しくは別の記事で説明する。
このボーグに関する2話はスタートレックの中で、特にピカードを詳しく知ることにとっては、とても重要なストーリー。ピカードを語る上では絶対に外せない優先度高の2話なのだ。
しかし、今回取り上げる学びはピカードではなく、副長であるライカーの経験から得られるものとなる。
ほぼストーリーに関するネタバレはないので安心して読んでいただきたい。
学びのポイント
ライカーのもとへ一人の女性士官がやってきた。その女性士官は「自信家で野心に燃えているちょっと厄介な部下」という存在なのだ。
ライカーは女性士官の扱いにとても手を焼いていた。挑戦的な態度で、階級は自分よりも下位であるにもかかわらず、自分のことを邪魔だとまで言う。しかし、優秀であることは認めざるを得ない。。
彼女はピカード艦長いわく、ライカーがピカードの元にやってきた頃を思い出すような振る舞いだそうだ。そっくりだと。
そして、ストーリーの流れでライカーが艦長の代わりを一時務めることとなるのだ。
その時になって初めてライカーは気付く。
ひとつ上の立場、目線を高いところから物事や人のこと、自分のことを俯瞰することでその価値に気付くことができるということに。
- 女性士官の優秀さを理解すること
- 女性士官が自分ととても似ていること
ストーリーの中で、上の2つのことに気付くことで得られたものとは。
自分の姿を鏡で見るように、自分の能力を評価し自分の価値を認めることができる
まとめ 今回の学びとは
自分とよく似た存在は案外苦手なのだ。
たとえば、職場で自分はいじられキャラであったり、ボケのポジションに居たいとしても、先にそういう人がいれば、なかなか同じことはやりにくい。
人間関係には無意識のうちに相互にバランスを保つ力が働く。組織の中では自分の居心地のいい場所、役割に落ち着くものだ。
そして気付きの一つとして、自分の最大のライバルは実は自分ということは少なくない。自分の可能性を過小評価しているのもまた自分ということ。
自分で自分の制限を作り、自分の能力に見限り、目に見えない壁を作っていることは誰しもあること。
今回のストーリーでは、引いた視点で自分のことを見つめ、そして認めることが大切であることを気付かせてくれる。
あなたの本当の価値を認めることができるのはあなた自身。
それはあなたが一番あなたのことを知っているからに他ならない。
スタートレックネクストジェネレーション シーズン3、シーズン4を観るにはこちらの記事からチェック